もう何年前だろうか、ライブチャットにハマリ始めたころ。

いつ覗いても２ショ中の人気のパフォさんがとても気になってて。。。
「どんなことしてんだろう…やっぱ…!?」
妄想は膨らむばかり。

待ち合わせをお願いすればいいものを、トップパフォだけに「冷たくあしらわれたら悔しいよなぁ」、などと、変にプライドばかり高かった、そんな頃の話です。

それでもやっぱり、彼女の人気の秘密を知りたい欲求には勝てず、意を決してサイトメールを出してみました。
内容は、彼女のプロフのギャラリーに貼られていた、買ったばかりの服を褒めただけの他愛もないもの。
返事はすごく短くって、「チャットに来てくれたらあの服に着替えるね！」ってな感じ。
素っ気ないけど、こんなもんかな。。。

その後も相変わらず彼女は売れっ子で、チャットの機会は訪れず、そのうちに自分もほかのサイトのお気に入りにハマってたのかな？一時忘れていたわけです。



半年ほどたった後、彼女の所属するチャットサイトへ足を運んだところ、偶然にも彼女が待機中。
だいぶ場数もこなれてきたし（←いわゆるつけあがりモードｗ）、あれ？彼女もそろそろ落ち目なのかなぁ？（←ものすごくつけあがりモードｗ）などと思いつつ、インしたのです。

型どおりのあいさつの後、時間にして数秒後---気になるほどの時間でなかったので、ほんの一瞬後だと思う---、彼女は突然言ったのでした。
「ごめん！３分！３分待って！！すぐ戻るから絶対来てね！」
わけもわからず、とりあえず、
「ほい、わかった」
などと、間抜けな返事をして、数分後に戻った彼女にイン。



彼女はアノ服で待っていました。
「たしかコレ、褒めてくれたよねっ！約束したもんね！」



そのあとどんな話をしたのか、彼女のパフォーマンスがどうだったのか。
そんなことは忘却の彼方ですｗ

彼女が、この半年の間にどれだけの数の会員を相手にして、どれだけの数のメールを読んでいたのか。
自分がチャットに来た時に表示されたIDを、瞬時に過去のメールと照らし合わせ、自分の褒めた服に着替える。
その行為が、チャットの会話の中で、服を褒めたメールの話題に振って、着替えましょうか？という展開になるのではなく、わざわざ一度オチて、着替えて再登場、というサプライズ。
半年前にメール一通送っただけの、初めてチャットに来た男に？

チャット中も、チャット後も、ただひたすらそのことに感動してしまいました。



自分は、もちろんすべての女のコと話したことがあるわけはないですから、これくらいの離れ業は意外と多く使われてるのかもしれない。
でも、ライブチャットが対価に見合ったすごい可能性を秘めていること、画面の向こうの女のコたちの、とてもマネできそうにない努力、そんなことをそのとき、ヒシヒシと感じてしまったわけです。

今の今までライブチャットにかかずらわってる、ものすごく大きなきっかけになった出来事でした。



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