最近完全に日記化してますが＾＾；

廃線になった旧国鉄時代の路線の、トンネル群が一般公開される、と言うので仕事帰りにふらっと出かけてみました。
廃線になった後３０年近く放置され、草木に埋もれていたのを、この数年前から文化遺産として見直そう、ということで整備され、始まったイベントです。
普段は１０人集めて申し込まないと見学できないらしく、１０人って意外とハードル高いよね、ってことでもありますｗ

雨なので中止かなぁ、とも思ったんですが、なんのなんの！
受付には、本格的な雨具に身をまとい、額にはヘッドランプ、一眼レフをビニールにくるんで首から下げた、これぞ鉄っちゃん！！！な方が列をなしていました。。。

なんでも、このトンネル群を文化遺産として保存するための寄付金集めとして、旧国鉄の硬券（分厚い紙でできた切符）を模した、このイベントの記念切符を発売中とのこと。
購入者は自分で、これも旧国鉄時代の本物の日付スタンプ機で切符に日付を入れることができ、駅員さんがカチカチやっていたのと同じハサミで切符を切れるそうで…。

自分は鉄道には全然詳しくないのですが、つまり鉄っちゃんではないのですが…
買っちゃいましたｗ

カッコイイじゃんｗ



見学区間は廃線跡の山道を往復で１時間強歩き、メタボ対策にもなったわ、ってとこです。

傘は邪魔だったので濡れながら。
失敗はクロックスのサンダルで来たことです～ｗ
泥んこｗｗｗ

砂利の代わりには線路の敷石が。
角張ってるんで昔の敷石が残ってるのではなさそう。





初めて目にする１００年前にできたトンネルは、素晴らしく美しいものでした。

ひとつひとつ積み上げられたレンガは、この区間の１４のトンネルで1,890万個。
単一工事としては、おそらく日本で最大数のレンガではないか、とのこと。
指標となるレンガには、焼き上げた煉瓦職人の印が刻まれていて、当時の職人の自信と意気込みが伝わってきました。






トンネル内は真っ暗闇。ヘッドランプ正解だわｗｗｗさすがです☆
（フラッシュ焚いたので明るく見えますが）

緊急時の退避所や、雨どい用の溝は、半円状の構造にレンガを積むなど、おそらく強度よりも見栄えを重視した、手間がかかるに違いない作業が見事になされていて、遊び心と、機能美の両方が堪能できます。
解説によると、まったく人目に付かないはずのトンネルの上部にもかなり凝った作りがなされているようで、数十人が亡くなるという難工事ではあったらしいのですが、当時の時間の流れや、考え方の緩やかさ、大らかさみたいなものを感じました。



展示の比較資料の写真を撮影。

昭和４１年まで使われていたそうです。



自分は「職人」というキーワードにあこがれて、今の仕事を選んだところもあるので、こういう職人仕事を見せられると俄然やる気になるというｗｗｗ
と同時に、たかだか４０年前まで使われていたものを、簡単に放置して埋もれさせてしまう。
当時の職人さんは天上からなんと言うか。
そんなことが頭をよぎりましたが…

…何も言わないでしょうね、職人気質ってそんなもんな気がします。




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ライブチャットでは大いに語れｗ
レンガの如く、会話を積み上げろ☆