読みたい読みたいと思いつつ放置してあった本をやっと読了。


妄想力 (宝島社新書 299)



理屈がないとなかなか動けない自分みたいなのにとってはありがた～い脳科学者の茂木健一郎センセイと、妄想芸人で元グレ子（ってわかるのかｗ）の関根勤さんの対談！！！

関根さんがどれだけ妄想力が強いのかと言えば、本書の冒頭で披露した「優香ちゃん」とのデート。。。



　「大好きな優香ちゃんと付き合いたい！」

⇒「現実には無理っぽいので頭の中で付き合っちゃえ！！」



ここまでならアリそうな話。ってかタクもやるｗｗ



⇒「遊園地でデート。ジェットコースターでカーブにさしかかると彼女が体を預けてくる。そのときいやらしくならないように気をつけながら彼女の体の感触を楽しみます。しかし逆のカーブでは僕はインナーマッスルに力を込めて、ぐっとこらえる。彼女だって遠心力で自分の体を僕に預けているってことをわかっていますから、３回目ぐらいのカーブのところで気づくんです。『私は当たるのに、彼は私に当たってこない』ってね。よく見ると、微笑みながらも僕が奥歯を噛みしめて力を入れているのに気づく。そこで、『この人って、すごく気を遣える人なんだ』ってことをわかってもらうんです。『もしこの人と結婚して、私が妊娠したら、きっと腰や足をマッサージしてくれるはずだ』って思ってもらえるだろう・・・」


自分も大概細かいシチュエーション妄想しますが、負けた。余裕でｗ


ほかにも、例えばプロゴルファーになる妄想では、両親が妊娠前の３年間食事療法とトレーニングをして、最高の状態で受精するところから始まりますｗｗｗ


ようは、「作家」なんですよね。
フィクションの物語を紡ぐには自分の知らない世界も全て妄想力で補わなければならないのだから。


妄想力というのはもちろん人間にだけ備わった力で、かなり高度な脳の動きを必要とするらしいです。
ただ、時として妄想は負の方向に進んでいってしまい、コレは本当に体にも心にも相当な負担をかける。

そういった状態を『妄想に囚われる』と言ったりもします。

脳の前頭葉には「楽観回路」とも呼べるような働きをするところがあって、生物とは本来楽観的なものらしいです。前頭葉が異常に発達して生まれたのが人間ですから、世界で一番楽観的な生物は人間なのかもしれないです。
しかも脳の潜在能力は、楽観的でないとうまく引き出されない。
これは負の妄想の世界に入ってしまったことがある方なら直ぐに理解出来ると思います。
「うまくいかない」と思ってるときはなにやってもダメってやつですね。


関根勤さんのスゴイところは、めいっぱい妄想の世界を謳歌した後、きちんと現実に戻ってこれるところなんです。
その切替の表現を芸としてるんですから。

10年ほど前、実家が白金にあったとき、関根さんご近所だったんで何度かすれ違ったんですが、いつもなんかつぶやいてらっしゃるｗ
そんでハッと我に返った顔してうんうんと頷いた後、またもごもごとｗ
これは芸の練習をしてるんでなければ、妄想のパラレルワールドを行ったり来たりしてるに違いないですｗｗ
目のあたりにするとスゴイですよ。ってかコワイｗｗｗ


話が逸れましたが、楽観的な妄想、とくに未来の自分に関する妄想を膨らませることは絶対に良い結果を産むと思うんです。
シュミレーション的な役割ももちろんありますが、妄想が細部にわたればわたるほど、いろんな状況が経験出きて、対応力がつきます。
なによりも明るい未来に立つ自分が存在出来る可能性があることを強く認識出来ます。
未来の自分の成功した姿を強く認識することが出来なければ、その成功は勝ち取れないと思います。

関根さんも言ってますが、ある程度妄想を続けていると、状況を設定しなくとも妄想が勝手にいろんな場面を作り出し、暴走し始めます。
これはもちろん実際に経験したことや、本や映画などで選た知識が豊富であることも必要なんですが、暴走し始めた妄想は現実にありえるいろんな難関も創り上げてくれて、さらに、その対処法も勝手に作っていってくれるのです。

妄想で現実の対応力がアップすると言った理由がわかってもらえたでしょうか？


ってか長いな、コレｗ
次回に続きますｗｗｗ

「野獣のようなセックス」という妄想について…から始めます（予定）ｗ





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妄想力アップのための宿題！！お題「あなたがもしバナナだったら」で妄想せよｗ